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【レポート】FIL2018開催しました①

みなさまこんにちは。

ラーニングバリューFil事務局の田代です。

2018年2月23日。

第3回Field of invaluable learning 2018(Fil2018)@東京都市大学二子玉川夢キャンパス

を開催いたしました。

Fil(Field of invaluable learning )は、お集まりいただいた方々みなさんが対話的に、主体的に学びあい、この場が”Invaluable”な場になってほしいと願意を込めて行なっています。

2016年に初めて開催されてから、3回目の学びあいの場となりました。

Fil2018に発表団体として参加してくれたのは、以下6団体のみなさんです。

文化学園大学「和装企画集団・紬」、東京農業大学「大根プロジェクト」、東京都市大学「夢キャンコミュニケーター」、長浜バイオ大学「長浜魅力づくりプロジェクト」、中部大学コモンズサポーター」、法政大学「GBC(Glass Box Office Hour Center)」(発表順)。

 

発表①文化学園大学 和装企画集団・紬

トップバッターを務めてくれたのは、初出場、和装企画集団・紬のみなさま。

着物を着てご参加頂きました!

和装企画集団・紬は、「KIMONOを着たい・知りたい・広めたい」をキャッチフレーズに若い世代に広めるべく活動している団体です。

着物を広めるためにゆかたウィークやきものデザインコンテスト、勝手にキモノの日など、様々なイベントを開催しているそうです。

私は着物というのは高くて、かっちりしていて、日常的に着づらいものだと思っていた――のですが、紬のみなさんはその概念を打ち破ってくれました。

和装企画集団・紬のみなさんは、色々な小物を合わせたり、古着で値段もお手頃なものを着用したりと、現代ならではの「着物」を見せてくれました!

もちろん、着物を知ってもらったり、広めたりすることは簡単なことではありません。様々なイベントを行っていく中で、いくつかの共通した課題が挙がってきていました。

それは、広報活動の遅れとスタッフ不足です。

広報活動の遅れについては、スケジュール管理をしっかりと行い、次年度に反映できるように行なっていくそうです。スタッフが不足しているという課題には、全体に募集するのではなく、募集の範囲を定めて集めていくようにするとのことでした!

イベントを行いながら出てきた課題に対して、次はこうしてみよう、これをやってみようと実践しようとする姿が素晴らしかったです!

発表②東京農業大学 大根プロジェクト

東京農業大学は2016年第1回Fil以来2回目の出場。

大根プロジェクトは東京農業大学創立125周年を記念して立ち上げられた団体で、大学のシンボルである大根を約3500本、キャンパスの畑で栽培し、大学収穫祭で来場者に収穫体験をしてもらう企画を行なっています。

大根収穫祭は、親子で楽しめるとてもわくわくする企画です!

この活動は大根の管理方法などを学ぶだけでなく、メンバー間のつながり、教職員とのつながり、更に地域の人々とのつながりをもてる貴重な体験だと知りました。

大根収穫祭は大勢の人々がやってくる大型のイベントです。

何百・何千と来場するお客さんの誘導や整理など、それは大変なことだったようです。

大根の数よりお客さんの数が上回ってしまい、並んでも収穫できない事態を防ぐため、整理券の配布をはじめた大根プロジェクト。

これにより、大根の数よりお客さんの数が上回るという課題は防げたものの、整理券を求めて長蛇の列ができるという新たな課題が生まれました。

この課題に対し、次回は整理券配布を4つの時間に区切り、その時間帯の情報もしっかり流していくことにしたそうです。

課題に対し考えた策が新たな課題を生む、それを乗り越えていこうとするからこそ大根プロジェクトの成長につながるのだと感じました!

発表③東京都市大学 夢キャンコミュニケーター

今年も学び場を提供してくださった東京都市大学二子玉川夢キャンパス(http://yumecampus.tcu.ac.jp/)を拠点として活躍している夢キャンコミュニケーター。

地域の人々、子どもたちが夢を見つけ、夢を共有し、夢を実現するための場を提供し、「夢に翼を」を理念に活動しています。

「夢」をテーマに活動している夢キャンコミュニケーターのみなさん。学内生やメンバーの「こういうことをやってみたい!」をサポートし、そのサポート活動を通じて周辺地域の子どもたちの夢のきっかけを作り、二子玉川への貢献活動を行なっているそうです。

パソコンを分解したり、ドローンを飛ばしてみたりと、体験的なイベントで楽しみながら新たな夢を発見できるようなイベントを行なっています。

夢キャンコミュニケーターは、東京都市大学3つのキャンパスの情報系や工学系、教育系など様々な学部のメンバーがキャンパスを超えて活動しており、様々な学部から集まった団体だからこそ、それぞれの学部の特性を活かしたイベントを行なえるのかな、と感じました!

しかし、うまくいくことばかりではありません。代表を務めていた先輩が辞めてしまったり、メンバーの人数が減ってしまったりと苦しいことがありながらも、1年生を中心にイベント企画をしているそうです。これからの夢キャンコミュニケーターの活動がとても楽しみです!

発表④長浜バイオ大学 長浜魅力づくりプロジェクト

滋賀県からFilのために東京まで足を運んでいただいた、初出場 長浜魅力づくりプロジェクトのお二人。

長浜魅力づくりプロジェクトは長浜や湖北の魅力を伝え、湖北に人を呼び込めるような継続性あるイベントづくりを目指すプロジェクトです。

地の酒フェスタ+脱出ゲームというイベントを大盛況で成功させていました!

お酒が飲めない人にも配慮し、利き水やマジックショーなど様々な楽しいイベントをわずか3か月で完成させたということには驚きました・・・!

長浜の魅力を伝えたいという気持ちが伝わる発表でした。

地の酒フェスタ+脱出ゲームを行うに当たり、ロゴマークも学生たちで考えたそうです。

それぞれ案を持ち寄り、話し合いの結果、ロゴマークが決定しました。

しかし、決定に至るまでには苦労がありました。忙しさからスピードが重視され、十分な議論ができなくなっていたのです。意見が十分に反映されないまま決まっていいのだろうかと皆が思い始めた時、ある考えが浮かんだそうです。 コンセンサスをしよう!

どんなイベントにしたいか、お客様にどのように感じてほしいか、自分たちが大切にしたいこと は?などの議題についてメンバーで話し合いました。

メンバーの想いを改めて分かち合うことで、共通の想いをもってイベントを開催できたのだと思いました。

発表⑤中部大学 コモンズサポーター

中部大学コモンズサポーターのみなさんも愛知県からFilのために東京まで来て頂きました!

コモンズサポーターは、中部大学にある「不言実行館」にある「コモンズセンタ―」で活動している団体です。インターンシップの位置づけで、施設の運営や提供、学内イベントを企画しています。

人前で話せるようになりたい、新しい挑戦をしたい、主体的な行動ができるようになりたい・・・などなど、様々な動機・目的で集まったコモンズサポーターは総勢20名。

バラバラに見える目的も、共通して持っているのは、「コモンズセンタ―をより良い施設にしたい」というおもいでした。

コモンズセンタ―に訪れる方々と関わることも多いがため、コモンズサポーターにはコミュニケーションについての課題が出てきていました。コモンズセンタ―のルールが伝わらなかったり、相談にうまく解答できないということが起こったそうなのです。

それらの課題に対し、どういった対応をすればよいかメンバーで話し合いを行い、実践していきました。例えば、飲食禁止のルールを守っていない人を見た時は、注意をするのではなく、知って頂く、お願いをするという対応を心がけ、お互いに嫌な気持ちにならないようにしたそうです。

企画を実施するだけでなく、その後のふりかえりも行いよりよいものにしていく――コモンズサポーターであるという自覚をもって、意識にも行動にも反映していると感じました。

発表⑥法政大学 GBC(Glass Box Office Hour Center)

最後の発表団体は法政大学GBCのみなさん!

GBCとはGlass Box Office Hour Centerの略称で、学生生活の向上、人が集まる場所を作るといった目的を持った、法政大学情報科学部生のための組織です。

SA(スチューデント・アシスタント)の立場から、学生のサポートを行なっています。

同じ学生という立場からだからこそ、気軽に行ける。メンバーそれぞれの個性を活かして施設に反映しており、課題についてや様々な事柄に対しての相談も受け付けてくれている。そんなGBCは、学部生にとってなくてはならない組織なのではないでしょうか。

GBCには、訪問者が増えないと存続が危ういという問題がありました。

その問題をなんとかしようとするメンバーですが、あることに気づきます。メンバーそれぞれのこだわりが強すぎるということ!そして、そもそものメンバー間の意識の差というのがあったのです。メンバーをまとめるリーダーは大変な思いをしてきたそうですが、メンバーの得意・不得意を見て、課題の締切を守れないメンバーには課題を家に持ち帰らせず、その場でやってもらうなどメンバーによって工夫をしたそうです。

GBCは、組織としての課題、そして個人としての課題を見つけ、訪れる学生だけでなく、GBCのメンバー全員が居心地の良い場所づくりを目指していくそうです。

それぞれの良いところをひきだすことができる、素敵な活動をこれからも行なっていってほしいです。

 

こうして全6団体の発表が終わりました。

続いては、応援したい団体への投票に移ります。

投票結果はレポート②へどうぞ!

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